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歌の先生を選ぶために働く脳の扁桃体
―社会性と模倣をつなぐ脳メカニズム
Amygdala regulates social motivation for selective vocal imitation in zebra finches

​Tomoko G. Fujii, Masashi Tanaka (2025).

The Journal of Neuroscience, 45 (24). 10.1523/jneurosci.2435-24.2025.​

キンカチョウを使って、幼少期に歌を習うときの先生の選択に、「扁桃体」という脳部位が関わっていることを見出しました。「扁桃体」は、社会性を制御することによって歌の選択をうながすと考えられ、私たちが適切な先生を選びながら文化を発展させていく心の基盤を理解するために役立つと期待されます。本論文はThe Journal of NeuroscienceのFeatured Researchに選ばれ、2025年5月のMost-discussed researchとして紹介されました。

プレスリリース:
早稲田大学(日本語), SfN (EurekAlert!)(英語)

メディア報道、ブログなど:

Scienmag, Neuroscience News, Earth, 日本経済新聞, Forbes JAPAN, 毎日新聞, 朝日新聞AFP BBニュースAndla ... 

ヒトと動物の比較文化論
―A comparative perspective on animal cultures

​田中 雅史 (2022).

WASEDA RILAS JOURNAL, 10. 61-71.

https://www.waseda.jp/flas/rilas/news/2022/10/05/9129/

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人と動物の「文化」について考えていることを書きました。

鳥が歌を子孫に伝える脳メカニズム
―文化伝承を支えるドーパミン
A mesocortical dopamine circuit enables the cultural transmission of vocal behaviour

​Masashi Tanaka, Fangmiao Sun, Yulong Li, Richard Mooney (2018).

Nature, 563 (7729), 117-120. 10.1038/s41586-018-0636-7.

TanakaSunLiMooney2018.jpg

キンカチョウを用いて、「適切な模倣対象を符号化して、模倣学習を発動する」という、ドーパミンの新しい機能が明らかになりました。

プレスリリース:
東北大学(日本語), Duke University (EurekAlert!)(英語)

メディア報道、ブログなど:

Science Daily, Futurity, Phys,org, Natureジャパン, 日本経済新聞ライフサイエンス新着レビュー, 国立科学博物館milsil, 大学ジャーナルONLINE, バイオの社, ....

Publications from researchmap

©2018 Masashi Tanaka.

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